The World of TONSEi RECORDS??u?????o

日曜日, 3月 31, 2002

2002年3月30日-31日 大阪訪問記

2002年3月30日(土)?31日(日)大阪訪問記2002

■今回の目的
3/30(土) ギューンカセット・プレゼンツ
於/難波ベアーズ
共演/ぱぱぼっくす、ウールメント


そんなわけで約1年ぶり、5回目となったブラン大阪遠征でございました。
とにもかくにもこの旅は何度行っても飽きることがないと云いますか、こうして大阪に呼んでいただけるように日々音楽活動していると云っても過言ではないけで。。。いや過言か。。。とにもかくにもいつも楽しみにしておる次第です。

今回はブラン一同、クリは一足早く午前中に、私とメグは偶然同じ新幹線で、ホテルのチェックイン時間に合わせて2時半頃と三者三様パラパラと大阪入り。

新大阪駅のホームでメグと落ち合いひとまずホテルにチェックインすべしと地下鉄で難波駅へ。今回宿泊の千日前ホテルは朝食付のシングル4,800円という激安宿で、サイトを見る限り普通のビジネスホテルなのだけれど、この安さは何かあるはずと少々のドキドキ感がございました。

難波から日本橋方面へ5分ほど。地図にしたがって行くと、いきなり風俗店通りに突入。千日前ホテルはそんなお店に4方挟まれてございました。
なるへそなるへそ、さもありなんとチェックイン。部屋はそこそこ広くてひと安心。
そんなこんなで一休みしてベアーズへ向かいました。

4時過ぎにベアーズ着。
地下への階段を降りていく内、ベアーズの匂いがしてきて、受付で三沢さんに「ご無沙汰です」とご挨拶して会場に入るとぱぱぼのたるたに先生、澤田さんと黒瀬さんの姿が見えて「あぁ、また大阪来れたんだなぁ」と妙に感慨深くなってテンションが高まり出す。高まったのでとりあえずたるたに先生のお腹を触って鎮める。

少々談笑して早速リハ突入。
リハだけに特に緊張というものはなかったのだけれど、前週のグレープフルーツルーンのライブバーという場所とのギャップなのか、どうも勝手が掴めない感じがございました。あれは一体何だったんだろか。

そんなこんなしてぱぱぼやウールメントのリハを眺め、小腹が空いたので黒瀬さんとブラン一同で食事へ。前回も行ってお気に入りとなった通称「びっくりバーグ」(正式な店名を今回もチェックするのを忘れました)へ。

食事している内にシノワアツザワ君とギューンの山田さんが合流。「大阪の兄貴と弟が揃った」と妙な安心感が湧いて来る。「うれしい楽しい大阪にまた来たなぁ」と改めて思ってたら、どっと疲れが出てきてだるーくなりだす。とにもかくにも演奏前にはユンケルだな。

しかしアツザワ君は次の日福岡でライブだっていうのにこうして会いに来てくれたことにホント感激しましたよ、私は。黒瀬さんだって次の日東京でmimiのライブなんですぜ。いやいやもう、はい。

そんなこんなで談笑して開場時間間近に。
ベアーズに戻り、控え室へ。ゲントウキイトケンさんとトモ君来場でご挨拶。
私は確か1月頃の下北QUEでお会いした以来。クリは自部屋がゲントウキの東京の定宿と化しているので、数週間ぶり。

たるたに先生、ワインにシャンパンにサワーにとコンビニ袋に酒をぎっしり買い込んでもう既に赤ら顔。ギター爪弾きながら一人で酒宴。そうこうしている内にゲントウキ潤君も登場。ギター取り合いながら二人で弾きまくり。先生にワインを一杯もらって、そんなこんなをエヘラエヘラ笑いながら眺めている内に開演時間。

トップに登場の姫路のウールメントは、キーボード兼DJのメンバーを含む5人編成のロックバンド。とはいっても音響系音響系しているわけではなく、なかなか骨太な音を出していて、「良い唄を作りたい。良い音楽を作りたい」という姿勢が伝わってきてすがすがしい気持ちになりました。

ちらっと楽屋に戻ると、さっきまでコンビニ袋にぎっしり入っていた酒はほとんどスッカラカン。そんなに飲んだ後ステージをこなす先生の存在はある意味ロックであります。

外へ出てコンビニでユンケルを購入。
即戻って会場にはぱぱぼっくすが登場。
飲みの席ではたるたに先生との共演機会はあったものの、生で観るのは初めての機会。澤田さんとは、大阪遠征2000時にちらっとご挨拶して以来。

最近は澤田さんと先生の2人でステージをこなしている模様。
先生は客席から見ても明らかに赤ら顔であるのに、あの繊細なギターをクールに爪弾いている。澤田さんの唄は生で聞くと透明感と共に迫力もあってCDで聴くのとはまたひと味違ったものがございました。また話には聞いていたMCでの2人の掛け合いのほわーんとした雰囲気も楽しかった。ラジオ番組のDJをこなしたり演奏と共にしゃべりでも引き合いがある理由も納得。

うっとりステージを眺めながらユンケルをぐいっと飲み干す。
さぁテンション高めて参りましょう!

そんなこんなでラスト1曲となり楽屋へ向かう。
途中受付で黒瀬さんと三沢さんと話をしている内にぱぱぼ終了、慌てて楽屋→ステージへ。

こんなこんなで始まりました大阪生ブラン2002。
毎度のごとく頭は真っ白で数十分。

 1.憧れと幻想
 2.オレハ貝ニナル
 3.ムード
 4.その先
 5.夢うつつ
 6.タブー
 7.Fのブルース
 8.Lorca(仮題)

ライブ終了で楽屋でしばし放心状態。
色々な方から有り難いお言葉を頂戴して、何とか「ブラン」をお見せすることが出来たのかなと一安心。

細かいこと言えば反省点もいくつかあり、また自画自賛してもつまらないので、遁レコBBSに書き込みされたご意見ご感想を転載してみます。

●ウールメント
予告どおり書き込みさせていただきました。こんなしたっぱバンドの僕たちの相手をしてくださってとても光栄です。ほんとにありがとうございました。ブランほんまにかっこよかったっす。あらためて自分たちの未熟さを痛感しました。またぜひぜひお相手願います。あ、ちなみに僕たち友達少ないんで仲良くしてください。お願いしま?す。

(遁)お名前をきちんとお伺いしなかったことを後から大変後悔いたしましたが、vo/gの彼は、事前に遁レコサイトをチェックして下さったそうで、クリが事前にパズル宛に荷物送ったことだとか、細かいブランネタをご存じで驚きました。「遁レコサイトは怖い」「遁レコBBSは書き込みにくい」というご意見に「これでも随分努力してるんだけどなぁ」と思いつつ、20代前半のヤングにもフィットする遁レコブランという新たな課題を突きつけられた思いでございます。
こちらこそまた是非!

●たるたに(ぱぱぼっくす)
それにしてもすごい迫力でしたよ、圧倒的なパワーで無理矢理押さえつけられたような?インパクトでしたよ、三人とも。
けど一番びっくりしたのはメグさんの轟音チューニング!ああこれがブランだ!っていう感じでした?

(遁)それにしてもすごい酒量でした。圧倒的な飲酒量で無理矢理飲まされたらどうしようっていう感じ?すごいインパクトでしたよ、先生。

●いとけん(ゲントウキ)
僕も生ブランは初めてでしたが、SEのビーチボーイズから爆音ブランになだれ込むと同時にベア-ズの空気を一変させてしまうところが凄い!なかなかこれって難しい。
そしてやはり凄い破壊力。爆音だけじゃなくて、アナーキーというかアヴァンギャルドというか。
でもブルースというか。
ジョンスペを感じさせるものはあるかもしれません。
爆音だからってわけじゃないです。
特にアダチさんのパフォーマンスは見るものを圧倒しますねぇ。ああ羨ましい。
どれもゲントウキには無い要素ばかりなので大変勉強になります。

(遁)若さ、ポップさ、胸きゅん度、どれもブランには少ない要素なので、ゲントウキからどう盗もうかと虎視眈々と狙っております。

ありがとうございます。励みになります。 そんなこんなで、イベント終了。楽屋で少々放心状態。
元エンジェリン・へピーシロップ、She Brings The Rainbowのナカオミネさんと昨年11月の共演以来の再会。色々お話しできてうれしかったです。
打ち上げ不参加なのは大変残念でした。またご一緒したいですね。

そんなこんなで三沢さんにご挨拶してベアーズを後にし、一同打ち上げへ
突入。場所はベアーズ後と言えば何故かおなじみの魚民。

メンツは黒瀬さん、シノワアツザワ君、ゲントウキ潤君、イトケン、トモ君、スピードライダー田村さんとお友達のカトさん、たるたに先生、ウールメントの3人、そしてブラン一同(順不同)。

飲めや食べろやの盛り上がりで、気が付いたら看板の時間。
別れは惜しいが、次の日黒瀬さんは東京、アツザワ君は福岡でそれぞれライブかあるわけで、ひとまず中締め。

イトケン、先生、メグ、クリは2次会へ、私はアツザワ君の車で(ちなみに彼は一滴も飲んでませんのであしからず)、ホテルまで送ってもらうことに。
車内にあれやこれやとここではとても書けない話をしながらホテル到着。

お別れしたら妙に寂しい気分に襲われて、ホテル近くのコンビニまでぶらぶら。ラーメン買って部屋で食し3時半就寝。

8時半起床。前日酒量はそこそこであったので、なかなか爽快。
ホテル支給の朝食を食べに1階ゲストルームへ。
さすがは一泊4,800円。粗食だとは聞いていたけどホントにコーヒーとコッペパン2個とバターとゆで卵だけ。これじゃ余計お腹空いちまう。

新聞を眺めながら、巨人開幕戦敗退の記事に少々ブルーになるものの、大阪遠征中ということで、忘れることに。

部屋に戻ってシャワーを浴びて、入院中のギューンスハラさんに電話。無理にお見舞いにお伺いして、却ってご迷惑を掛けたらいかんと思いつつ、せめて大阪に来たご挨拶を電話ででもと思った次第。留守電にメッセージを入れてタバコを吸ってる内にチェックアウトの時間に。フロントに行くとクリ、メグ次々登場。いらぬ荷物を宅急便に出し、2人は4時過ぎまで2次会に行っていたそうでもちろん飯抜き、私は飯をとったものの余計腹が空いてしまってるというわけで、いざ食事をしようと心斎橋方面へ。

ぷらぷら歩きながらメグお薦めのうどん屋へ向かうが、開店の11時まで数十分あるというわけで、再びぷらぷらして、11時過ぎに入店。「川福」、うんうんさすがに上手い。

腹が満たされて再びぷらぷらしているとスハラさんから電話。
3人代わる代わる話しをして、でもだんだんスハラさんがお疲れになってくるのがわかって、話をしたいことはたくさんあったのですが、きっとまた近い内にすぐ会えるに決まっているし、今は早くお元気になっていただくことが先決とお別れして電話を切る。

そんなこんなで、日本橋近くの喫茶店へ入り、コーヒーを。
その後クリはイトケンと京都観光、メグは潤君と大阪観光へ、私はどうも体調が芳しくないので、2人と別れ一足早く14時頃の新幹線で東京へ戻りました。

毎回何ヶ月も前から楽しみに楽しみにしている大阪遠征。
楽しいのはもちろんなのですが、始まってしまえば、いつもあっという間に終わってしまうのです。今回も嵐のような1泊2日。

そんなこんなで東西生ブラン祭り西の陣は終了と相成りました。
皆さんお世話になりました。そしてベアーズにご来場いただきました皆様有り難うございました。(2002.4.3了)サしてベアーズにご来場いただきました皆様有り難う

日曜日, 3月 24, 2002

2002年3月24日(日)三軒茶屋グレープフルーツムーン

2002年3月24日(日)「起承転結」
三軒茶屋グレープフルーツムーン
共演/わがままな月・東京液・悦楽共犯者

今月から始まりました生ブラン攻勢、3月は次週の大阪遠征2002と併せ「東西生ブラン祭り」と題してお送りしております。第一弾の今回はお初のステージでございました三軒茶屋のライブバー、グレープフルーツムーンにてわがままな月さん主催「起承転結」への出演でございました。

いつも初めてのハコに出演する際は妙な緊張感があって、本番までドギマギして落ち着かないのですが、今回もいざ演奏が始まるまで頭がうまく回ってないというか、ボーっとした感じでおりました。でもいざフタを開けてみれば大変リラックスしながら演奏に集中できて、演奏後も大変心地よく、こんな気分なのは実に久しぶりでありました。

グレープフルーツムーンは立ち見含めて5?60人で満杯になるような空間に、同じ高さで演奏スペースがあるという、演者と観客に不思議な親密感が起こる場所です。わがままな月のめぐろさんが「グレープフルーツムーンはクセになりますよ」と少し前におっしゃっていたのですが、確かにその通り、またやってみたいハコであります。

さてブランです。今回のセットリストは

 1.憧れと幻想
 2.タブー
 3.ムード
 4.夢
 5.夢うつつ
 6.Fのブルース
 7.オレハ貝ニナル
 8.Lorca(仮題)

出来たてホヤホヤの新曲「ムード」は次週の大阪公演に間に合えばと思って仕込んでおったのですが、前週のリハでポンポンとうまい具合にまとまり、今回の初披露と相成りました。ずっとこういう「云いたいこと云ったらすぱっと終わる」スピードロックを作りたいともやもやと思っておりました。しゃべくり型の唄はまだ少々こなれていない部分もあったというのが正直なところなのですが、もっと良くなると思っております。

「この手のリフで何分も引っ張ってだらだらと長い曲にするバンドがよくあるけど、ブランはそんな手使わないぜ!」といった具合で、新境地かもと自負しております。

また今回のグレープフルーツムーンにはピアノが備え付けであるということで準備しておりました「夢」と「夢うつつ」のピアノメインのドラムレスバージョンも今回の聴かせどころでございましたがいかがでしたでしょうか。

爆音ガンガンで叫んでるだけがブランじゃないぜといったところで、ハコの雰囲気にあったしっとりとした趣にてご披露させていただきました。また是非機会がございましたらトライしてみたいと思っております。

あともう一点、今回の新趣向として「愛想いいブラン」というのもひとつのテーマでございました。なんとなくずっと思うところがあったのですが、同じ演奏聴いてもらうんだし、お客様は敵でもなんでもないんだし、我々も別にスターでもカリスマでもなんでもないわけで、演者と観客で同じ空間を作っているだということを改めて確認したというか、それを形で出そうと思ったというか、はい。といっても大した話でなくて、単に出演直前の楽屋で「MCで今日は3人ともしゃべろう」ということを決めたってことだけなんですけどね。でも個人的には「ブラン革命だ!」と思ってたりして。

そんなわけで、緩急、新旧入り混じりの2002年型ブラン、充実の出し物であったと自負しておりますがいかがでございましたでしょうか。日曜の10時近くの出演であったにも関わらず、たくさんのご来場に感謝感激であります。

イベント総体としてもそれれぞれのバンドが独自の個性を発揮していて充実しておりました。わがままな月のめぐろさんの唄、個人的にはとっても好きで、生で聴いて改めてうっとりいたしました。また今年中にご一緒しましょうとお話をしております。噂では耳にしていたハードフォーク弾き語り悦楽共犯者さんもすごいインパクトでありました。

11時近くの終演で打ち上げにゆっくり参加することができず、大変残念に思っております。いろいろお話したい方々もたくさんおったのですが。

そんなわけで、充実の一夜でございました。(2002.3.25了)